2015年6月10日水曜日

■ 教員近況

◇◇中村吉勝 客員教授
春が過ぎ、九州全域が梅雨入りしました。 湿度が高く、私にとって最も苦手な季節です。
平成27年度第1回拡大教授会に向け、昨年の振り返り、次期静大情報基盤システムの研究
テーマは何かを考えています。"Big Data"からITの力で付加価値のある"Information"が生み
出され、情報の選択、判断が瞬時にできるように、ITの力で"intelligence"へと変化させる。
静大では、静大TVにより"Information"が生み出されており、情報基盤センターから情報発信
センターへの進化に合わせて、"intelligence"を発信する基盤作りの構想を抱いています。
拡大会議にて、皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

◇◇伊藤博樹 客員教授
先日、サイバー攻撃により日本年金機構から125万件の年金情報が流出する
重大事故が発生しました。その主な再発防止策が、職員教育とLAN上のサーバに
個人情報を保存しないやLANをインターネット接続しないとあります。
一方、個人情報をクラウド上に置くことは危険であるという議論がありますが、
再考すべきかもしれません。クラウドにより集約管理され隔離されたセキュアな
環境化でのネットワーク上での利用はむしろ、安全であると考えた場合、
その対策や対処の仕方が大きく変わります。高度セキュリティ技術者が不足のなか、
クラウドファーストな考え方は、サイバー攻撃への対応手段の一つなのかもしれません。

◇◇森正樹 客員教授
NPO e-コミュニケーションに・コンソーシアムが第2期に入り、通算6期目の理事会・総会・
記念講演会を先月末無事終え、記念講演会では、MIT・東大教授の宮川繁先生から、「オープン・
エデュケーション」と題して、2001年からMITで始まった無料のWeb教材(OCW)の成り立ち
から、今日、MOOC(大規模オンラインオープンコース)に発展している現状について、当事者
の口から生々しいお話を聞くことができました。講演後の、質疑応答、懇親会も、e-CCと
しての今後の展望も含めて、話題に花は咲いた夕辺でした。