2015年6月10日水曜日

☆SUCCESマンスリー☆  vol.46  2015年7月号

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__/    静岡大学    
_/  情報基盤センター   
/              
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☆SUCCESマンスリー☆  vol.46   2015年7月号
SUCCES : Shizuoka University Cloud Computing Eco System
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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ PICK UP!_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【イベント】 今年度もドローン(無人航空機)による本学静岡キャンパス空撮を行いました。

■ 編集長からのメッセージ ━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

EPUB(電子書籍)関連の本をまとめています。こんな書き出しにしてみました。

著者はこの20年間ほどを大学の情報教育に携わってきた。20年前と言えば、Windows95が
一世を風靡したインターネット元年と呼ばれる年でもある。その頃、生まれた世代は、いま
現役の大学生の真っ直中にあり、彼らは目まぐるしく進化する情報技術の時代と共にこの
20年を歩んできた。いわゆるデジタルネイティブと呼ばれる世代である。著者の感性では、
この言葉は事実を表現するものであって、そこに偏見が含まれているとは感じ得ないので、
ここに紹介している。むしろ肝に銘じておかなければならないのは、著者自身が、デジタル
ネイティブの劇的な情報教育環境の変遷と共に歩んできた一人であることだと思っている。
彼らの新しい感性を素直に受け入れ、刺激し、引き延ばすこともまた、時代が求める情報教育
のあり方だろうと思う。それを形にするために本書の執筆をはじめた。
<中略>
本書では、WordとEPUB出力のWEBサービスを利用したEPUB書物の制作法について述べて
いる。あまりEPUB技術に深入りせず、軽快に書くことに専念することが多くのEPUBライター
の願いであろうと思う。本書はそのような期待に応えたい思いで書いた。その美しい出力と
軽快さを併せ持つEPUBの出版物が、多くのデジタルネイティブ世代に支持されることを期待
したい。

仮タイトルは『Wordで簡単!教科書作り』などを検討中です。メルマガ来月号にて、ご紹介
させて頂きます。
(編集長2:長谷川副センター長)

■ ニュース ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇6月10日 クラウド便り:大学全体のパブリック クラウドサーバ活用台数322台に
なりました。プライベートクラウドサーバ数は71台ですので大学全体のクラウドサーバ
活用台数は393台になりました。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/cloudserver

◇◇連載「静大TV活動状況」
http://goo.gl/AS5yO

■ イベント実績 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇5月23日 第88回静大浜松キャンパス新入生歓迎駅伝大会が浜松市西区佐鳴湖にて開催
されました。今年も連勝を狙っていた機械科Aチームでしたが、今回はサイクリング部が優勝
し、上位チームが大きく入れ替わった大会となりました。
ぜひ下記URLから番組をチェックしてみてください。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/w36k

◇◇5月26日 静岡大学の両キャンパスにて、「平成27年度全学一斉地震防災訓練」が実施
されました。天候にも恵まれ、約100メートル上空からの空撮が行えました。
静岡大学テレビジョンにて「平成27年度全学一斉地震防災訓練」の模様を公開しています
ので、ぜひ下記URLから番組をチェックしてみてください。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/b6fp

◇◇6月3-4日 アジアブリッジプログラム(ABP-SU)オープンキャンパスが本学にて開催され
ました。3日は浜松キャンパスにおいて主にインドネシア、ベトナムの学生さんが参加され、
キャンパスツアーや交流会で意見交換されていました。4日は静岡キャンパスにて多くの学生
さんにインタビュー取材を行いました。近日中に番組を公開予定ですのでお楽しみに!

◇◇6月6日 静岡大学静岡キャンパスの空撮が行われました。静岡キャンパスにて本格的な
マルチコプターを用いて空撮を行いました。今年度は農学部の新棟や教育学部付近からの風景、
野球場付近からの静岡キャンパスの全景及び駿河湾側の風景を撮影しました。
静大TVにて速報ダイジェスト版を公開していますのでぜひチェックしてみてください。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/acqd

◇◇6月6日 「全日本アルティメット選手権大会」がつま恋にて開催されました。
静岡大学からは静岡キャンパス、浜松キャンパス合わせて3チームが大会に参加しました。
静大TVが密着取材しました信州大学と静岡大学浜松キャンパスの女子合同チーム「LOOSE」は、
1勝2敗で予選リーグ敗退となってしまいましたが、今後も増々盛り上がりをみせるだろう
アルティメットサークルの活動に大注目です!

◇◇6月6日 「第18回リフレッシュ理科教室」が浜松科学館にて開催されました。
―ノーベル物理学賞受賞・支部創立50周年記念― 「LEDで楽しい工作」 をテーマに小学生
約180人が参加しました。理科は楽しいな!面白いな!と思ってもらえるよう、作って
遊んで楽しい工作実験を静岡大学工学部の先生や他大学の先生方、大学生の皆様が協力して
行いました。LEDのいろいろな性質、発光原理などを理解し、考えてもらう教室です。 
静岡大学テレビジョンで取材を行い、近日中に番組を公開予定です。

◇◇6月7日 2015年度 事業開発マネジメント特別セミナー 第3回が開催されました。
自由文を解析する手法 を用いた『21世紀型 人材開発(採用・発掘)と人材育成』
~ 自由文から見える素養、個性そして、強み ~
と題する内容で情報基盤センター 長谷川博彰客員教授が講演を行いました。
今回のお話では、文章力は「思考力」だとお教えいただきました。伝える力を上げたいときは
「思考力」をアップさせていくことが大事だということです。
助詞と助動詞のお話も大変参考になりました。
この様子は静岡大学テレビジョンで取材しましたので、番組公開を楽しみにしていてください。

◇◇6月7日 静大商品開発サークルFOODが新しく開発した小麦麺「ちゅるりん麺」の販売
会が静岡伊勢丹地下1階にて行われました。この麺は現在開催中の「ミラノ国際博覧会」  に
静岡県が今夏に出展する予定です。静大TVで取材した番組を公開しております、是非ご視聴
ください!
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/news150607

■ イベント予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇6月19日 静岡大学静岡キャンパスにて「平成27年度情報基盤センター拡大教授会」が
開催されます。

◇◇7月2-3日 岐阜市にて第12回国立大学法人情報系センター協議会総会、センター長
懇談会 、第10回国立大学法人情報系センター研究集会が開催されます。情報基盤機構から
も7名が参加する予定です。

◇◇8月27日、28日 静岡大学テレビジョンが「イノベーション・ジャパン2015~大学
見本市&ビジネスマッチング」に採択されました。会場では展示・デモ・ショートプレゼン
テーションを行う予定です。
http://www.jst.go.jp/tt/fair/

■ 人事・慶事・弔事 ━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇着任
・東郷敬一郎 情報基盤機構長
皆様、はじめまして。この4月より企画戦略・情報担当の理事・副学長に就任し、情報基盤
機構長・CIOに指名されました東郷です。よろしくお願いいたします。

まさか、自分が機構長の大役を担当するとは思ってもいませんでしたので、大学の情報基盤・
管理の仕組みや情報基盤センターのことについては、疎い状況でした。ただ、昨年度まで、
評価担当副学長として年度毎の業務実績をまとめる上で、情報発信に関して全学ホームページ
や静大TVにはその情報発信力の大きさに注目しておりました。まずは、状況把握ということ
で、情報基盤センター長の井上先生をはじめ関係者より静岡大学の情報基盤の状況と戦略に
ついてレクチャーを受けました。

大学運営やグローバル化への対応など大学が発展していくためには情報の力は必要不可欠で、
静岡大学は情報基盤センターを中心に静大TVなど果敢な挑戦をしていることがわかりました。
また、一方、情報漏洩、肖像権侵害、虚偽情報の発信など予期しないリスクも付きまとうと
いうことも理解しました。

静岡大学の情報基盤センターが、大学の発展のため、情報面から果敢に挑戦すると同時に、
負の側面を事前に予測し回避できるスタッフ集団であってほしいと思っています。
皆様のご指導、ご鞭撻、よろしくお願いいたします。

■ 教員近況 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇中村吉勝 客員教授
春が過ぎ、九州全域が梅雨入りしました。 湿度が高く、私にとって最も苦手な季節です。
平成27年度第1回拡大教授会に向け、昨年の振り返り、次期静大情報基盤システムの研究
テーマは何かを考えています。"Big Data"からITの力で付加価値のある"Information"が生み
出され、情報の選択、判断が瞬時にできるように、ITの力で"intelligence"へと変化させる。
静大では、静大TVにより"Information"が生み出されており、情報基盤センターから情報発信
センターへの進化に合わせて、"intelligence"を発信する基盤作りの構想を抱いています。
拡大会議にて、皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

◇◇伊藤博樹 客員教授
先日、サイバー攻撃により日本年金機構から125万件の年金情報が流出する
重大事故が発生しました。その主な再発防止策が、職員教育とLAN上のサーバに
個人情報を保存しないやLANをインターネット接続しないとあります。
一方、個人情報をクラウド上に置くことは危険であるという議論がありますが、
再考すべきかもしれません。クラウドにより集約管理され隔離されたセキュアな
環境化でのネットワーク上での利用はむしろ、安全であると考えた場合、
その対策や対処の仕方が大きく変わります。高度セキュリティ技術者が不足のなか、
クラウドファーストな考え方は、サイバー攻撃への対応手段の一つなのかもしれません。

◇◇森正樹 客員教授
NPO e-コミュニケーションに・コンソーシアムが第2期に入り、通算6期目の理事会・総会・
記念講演会を先月末無事終え、記念講演会では、MIT・東大教授の宮川繁先生から、「オープン・
エデュケーション」と題して、2001年からMITで始まった無料のWeb教材(OCW)の成り立ち
から、今日、MOOC(大規模オンラインオープンコース)に発展している現状について、当事者
の口から生々しいお話を聞くことができました。講演後の、質疑応答、懇親会も、e-CCと
しての今後の展望も含めて、話題に花は咲いた夕辺でした。

■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

大学1年生の時、『キャリアデザイン講座』という授業を取っていました。
当時は実感もなく、ただ出される課題を提出していただけでしたが、今は、女性が
様々なライフイベントを経験する度に、理想とする新しいキャリアデザインを描いて
いく事は、とても重要だと感じています。
女性が「自分にしかできない」仕事を手に入れることは大変難しいです。現代の日本の
職場は、出産・育児等で仕事を離れても事業が円滑に進むようサポートしてくれますが、
それに甘んじてしまえば、職務を遂行するのが自分である必要を失います。
真咲なおこ先生は、無二の女性ビデオジャーナリストとして進化し続ける道を選ばれ、
全力を注ぎ、人生を駆け抜けて多くの意志を遺されました。そして常々、女性の社会進出が
停滞している理由は、女性側にもあるとおっしゃっていました。
「振り向けば 花咲く丘に 夢の風」
先生が亡くなられてから、私の元に届いた手紙の最後の一文です。手紙にはお別れの
あいさつと、働く女性への激励の言葉が綴られていました。結婚・出産を経て、私は
今新しいキャリアデザイン構築の真っ直中にあります。先生から頂いた言葉を胸に、
今後も理想に近づくための成長を続けていきたいと思います。
(編集員:宇田)

■ 編集長からのメッセージ

EPUB(電子書籍)関連の本をまとめています。こんな書き出しにしてみました。

著者はこの20年間ほどを大学の情報教育に携わってきた。20年前と言えば、Windows95が
一世を風靡したインターネット元年と呼ばれる年でもある。その頃、生まれた世代は、いま
現役の大学生の真っ直中にあり、彼らは目まぐるしく進化する情報技術の時代と共にこの
20年を歩んできた。いわゆるデジタルネイティブと呼ばれる世代である。著者の感性では、
この言葉は事実を表現するものであって、そこに偏見が含まれているとは感じ得ないので、
ここに紹介している。むしろ肝に銘じておかなければならないのは、著者自身が、デジタル
ネイティブの劇的な情報教育環境の変遷と共に歩んできた一人であることだと思っている。
彼らの新しい感性を素直に受け入れ、刺激し、引き延ばすこともまた、時代が求める情報教育
のあり方だろうと思う。それを形にするために本書の執筆をはじめた。
<中略>
本書では、WordとEPUB出力のWEBサービスを利用したEPUB書物の制作法について述べて
いる。あまりEPUB技術に深入りせず、軽快に書くことに専念することが多くのEPUBライター
の願いであろうと思う。本書はそのような期待に応えたい思いで書いた。その美しい出力と
軽快さを併せ持つEPUBの出版物が、多くのデジタルネイティブ世代に支持されることを期待
したい。

仮タイトルは『Wordで簡単!教科書作り』などを検討中です。メルマガ来月号にて、ご紹介
させて頂きます。
(編集長2:長谷川副センター長)

■ ニュース

◇◇6月10日 クラウド便り:大学全体のパブリック クラウドサーバ活用台数322台に
なりました。プライベートクラウドサーバ数は71台ですので大学全体のクラウドサーバ
活用台数は393台になりました。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/cloudserver

◇◇連載「静大TV活動状況」
http://goo.gl/AS5yO

■ イベント実績

◇◇5月23日 第88回静大浜松キャンパス新入生歓迎駅伝大会が浜松市西区佐鳴湖にて開催
されました。今年も連勝を狙っていた機械科Aチームでしたが、今回はサイクリング部が優勝
し、上位チームが大きく入れ替わった大会となりました。
ぜひ下記URLから番組をチェックしてみてください。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/w36k

◇◇5月26日 静岡大学の両キャンパスにて、「平成27年度全学一斉地震防災訓練」が実施
されました。天候にも恵まれ、約100メートル上空からの空撮が行えました。
静岡大学テレビジョンにて「平成27年度全学一斉地震防災訓練」の模様を公開しています
ので、ぜひ下記URLから番組をチェックしてみてください。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/b6fp

◇◇6月3-4日 アジアブリッジプログラム(ABP-SU)オープンキャンパスが本学にて開催され
ました。3日は浜松キャンパスにおいて主にインドネシア、ベトナムの学生さんが参加され、
キャンパスツアーや交流会で意見交換されていました。4日は静岡キャンパスにて多くの学生
さんにインタビュー取材を行いました。近日中に番組を公開予定ですのでお楽しみに!

◇◇6月6日 静岡大学静岡キャンパスの空撮が行われました。静岡キャンパスにて本格的な
マルチコプターを用いて空撮を行いました。今年度は農学部の新棟や教育学部付近からの風景、
野球場付近からの静岡キャンパスの全景及び駿河湾側の風景を撮影しました。
静大TVにて速報ダイジェスト版を公開していますのでぜひチェックしてみてください。
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/acqd

◇◇6月6日 「全日本アルティメット選手権大会」がつま恋にて開催されました。
静岡大学からは静岡キャンパス、浜松キャンパス合わせて3チームが大会に参加しました。
静大TVが密着取材しました信州大学と静岡大学浜松キャンパスの女子合同チーム「LOOSE」は、
1勝2敗で予選リーグ敗退となってしまいましたが、今後も増々盛り上がりをみせるだろう
アルティメットサークルの活動に大注目です!

◇◇6月6日 「第18回リフレッシュ理科教室」が浜松科学館にて開催されました。
―ノーベル物理学賞受賞・支部創立50周年記念― 「LEDで楽しい工作」 をテーマに小学生
約180人が参加しました。理科は楽しいな!面白いな!と思ってもらえるよう、作って
遊んで楽しい工作実験を静岡大学工学部の先生や他大学の先生方、大学生の皆様が協力して
行いました。LEDのいろいろな性質、発光原理などを理解し、考えてもらう教室です。 
静岡大学テレビジョンで取材を行い、近日中に番組を公開予定です。

◇◇6月7日 2015年度 事業開発マネジメント特別セミナー 第3回が開催されました。
自由文を解析する手法 を用いた『21世紀型 人材開発(採用・発掘)と人材育成』
~ 自由文から見える素養、個性そして、強み ~
と題する内容で情報基盤センター 長谷川博彰客員教授が講演を行いました。
今回のお話では、文章力は「思考力」だとお教えいただきました。伝える力を上げたいときは
「思考力」をアップさせていくことが大事だということです。
助詞と助動詞のお話も大変参考になりました。
この様子は静岡大学テレビジョンで取材しましたので、番組公開を楽しみにしていてください。

◇◇6月7日 静大商品開発サークルFOODが新しく開発した小麦麺「ちゅるりん麺」の販売
会が静岡伊勢丹地下1階にて行われました。この麺は現在開催中の「ミラノ国際博覧会」  に
静岡県が今夏に出展する予定です。静大TVで取材した番組を公開しております、是非ご視聴
ください!
http://v.sutv.shizuoka.ac.jp/news150607

■ イベント予定

◇◇6月19日 静岡大学静岡キャンパスにて「平成27年度情報基盤センター拡大教授会」が
開催されます。

◇◇7月2-3日 岐阜市にて第12回国立大学法人情報系センター協議会総会、センター長
懇談会 、第10回国立大学法人情報系センター研究集会が開催されます。情報基盤機構から
も7名が参加する予定です。

◇◇8月27日、28日 静岡大学テレビジョンが「イノベーション・ジャパン2015~大学
見本市&ビジネスマッチング」に採択されました。会場では展示・デモ・ショートプレゼン
テーションを行う予定です。
http://www.jst.go.jp/tt/fair/

■ 人事・慶事・弔事

◇◇着任
・東郷敬一郎 情報基盤機構長
皆様、はじめまして。この4月より企画戦略・情報担当の理事・副学長に就任し、情報基盤
機構長・CIOに指名されました東郷です。よろしくお願いいたします。

まさか、自分が機構長の大役を担当するとは思ってもいませんでしたので、大学の情報基盤・
管理の仕組みや情報基盤センターのことについては、疎い状況でした。ただ、昨年度まで、
評価担当副学長として年度毎の業務実績をまとめる上で、情報発信に関して全学ホームページ
や静大TVにはその情報発信力の大きさに注目しておりました。まずは、状況把握ということ
で、情報基盤センター長の井上先生をはじめ関係者より静岡大学の情報基盤の状況と戦略に
ついてレクチャーを受けました。

大学運営やグローバル化への対応など大学が発展していくためには情報の力は必要不可欠で、
静岡大学は情報基盤センターを中心に静大TVなど果敢な挑戦をしていることがわかりました。
また、一方、情報漏洩、肖像権侵害、虚偽情報の発信など予期しないリスクも付きまとうと
いうことも理解しました。

静岡大学の情報基盤センターが、大学の発展のため、情報面から果敢に挑戦すると同時に、
負の側面を事前に予測し回避できるスタッフ集団であってほしいと思っています。
皆様のご指導、ご鞭撻、よろしくお願いいたします。

■ 教員近況

◇◇中村吉勝 客員教授
春が過ぎ、九州全域が梅雨入りしました。 湿度が高く、私にとって最も苦手な季節です。
平成27年度第1回拡大教授会に向け、昨年の振り返り、次期静大情報基盤システムの研究
テーマは何かを考えています。"Big Data"からITの力で付加価値のある"Information"が生み
出され、情報の選択、判断が瞬時にできるように、ITの力で"intelligence"へと変化させる。
静大では、静大TVにより"Information"が生み出されており、情報基盤センターから情報発信
センターへの進化に合わせて、"intelligence"を発信する基盤作りの構想を抱いています。
拡大会議にて、皆様にお目にかかれることを楽しみにしております。

◇◇伊藤博樹 客員教授
先日、サイバー攻撃により日本年金機構から125万件の年金情報が流出する
重大事故が発生しました。その主な再発防止策が、職員教育とLAN上のサーバに
個人情報を保存しないやLANをインターネット接続しないとあります。
一方、個人情報をクラウド上に置くことは危険であるという議論がありますが、
再考すべきかもしれません。クラウドにより集約管理され隔離されたセキュアな
環境化でのネットワーク上での利用はむしろ、安全であると考えた場合、
その対策や対処の仕方が大きく変わります。高度セキュリティ技術者が不足のなか、
クラウドファーストな考え方は、サイバー攻撃への対応手段の一つなのかもしれません。

◇◇森正樹 客員教授
NPO e-コミュニケーションに・コンソーシアムが第2期に入り、通算6期目の理事会・総会・
記念講演会を先月末無事終え、記念講演会では、MIT・東大教授の宮川繁先生から、「オープン・
エデュケーション」と題して、2001年からMITで始まった無料のWeb教材(OCW)の成り立ち
から、今日、MOOC(大規模オンラインオープンコース)に発展している現状について、当事者
の口から生々しいお話を聞くことができました。講演後の、質疑応答、懇親会も、e-CCと
しての今後の展望も含めて、話題に花は咲いた夕辺でした。

訃報(真咲なおこ 客員教授)

              訃     報

平素は静岡大学情報基盤センターメールマガジン「SUCCESマンスリー」をご愛読頂き、
厚く御礼申しあげます。
静岡大学情報基盤センター客員教授 真咲なおこ 様におかれましては、
平成27年5月18日(月)に御逝去されましたので、謹んでお知らせいたします。
なお、葬儀は近親者のみで執り行われました。

■ 追悼の辞 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇静岡大学テレビジョンスタッフ代表・局長 井上春樹
突き抜ける様な晴天の5月18日、静岡大学情報基盤センター客員教授、兼静岡大学テレビ
ジョン(以下静大TV)副局長 真咲先生は突然48歳の若さで天空に旅立ちました。わずか
2年弱の短い期間でしたが、20年以上に匹敵する密度の高いご指導、そして一緒に作り上げて
いった静大TVの活動に対し、心から感謝いたします。以下真咲先生との出会い、活動、そし
て残していただいたものを記してお礼の代わりにさせていただきたいと思います。

2013年7月31日、名古屋で「映像コンテンツマーケット」に関する講演会が開催されました。
普段はこういうイベントに参加することのない私が、何かの啓示を受けた様に参加しました。
そこで「ソーシャルメディアの重要性、動画制作の楽しみ、大学からの情報発信」について、
明るく楽しそうに講演されている美しい女性講師に見とれました。これが、私と真咲先生の
出会いです。

それから、ひと月もしないうちに、真咲先生とのコラボレーションが始まりました。「大学は
放送局ですよ」というのが先生の口癖で、その言葉に我々は目が覚めました。大学祭、オープ
ンキャンパス、講演会、そして膨大な授業、全て重要で興味のあるイベントで世界に発信する
に足るコンテンツであることを発見しました。

この20か月で、真咲先生と多くの仲間の皆さんと一緒に制作した動画番組は140本を超え
ました。そのどれもが高品質で、製作を依頼した私たち自身が感動し、楽しめるものでした。
驚くべきことはそれらの多くが、イベントから番組放映は当日または数日以内という短時間で
行われたことでした。こうして、報道に対する基本的な姿勢、高度な技術など非常に多くの
ことを真咲先生から教えて戴きました。この結果、開局から20か月間で静大TVの番組本数
は1100本を超えました。この本数は、組織できちんと管理された動画サイトとしては驚異的
な数と自負しています。

真咲先生の静岡大学への貢献は少なからずあります。そのうち特筆すべきは上記の情報発信に
よって国内の大学公式ホームページランキングが2015年5月時点でとうとうベスト10に
なったことに大きく貢献したことです。公式HPのトップページから静大TVの動画にリンク
するようにしてからぐんぐんランクは上昇していきました。それまでほとんどランク外だった
のですから第10位に躍進したことは驚異的な出来事でした。ソーシャルメディア発信が現代
においていかに重要かを定量的に示したものとして、将来まで語り継がれる偉大な功績だと
思います。

研ぎ澄まされた感覚で現代の様々なイベントや流れを見逃さず、明るくユーモアのある表現で、
的確なアドバイスをいただきました。また我々の努力に対してはすかさず、さまざまな暖かい
ねぎらいの言葉をかけていただける真咲先生にすっかり魅了されていました。
以上のように密度高く共同作業をしていたさなかに「急逝された」という一報が入りました。
驚くとともに、悲しさで涙があふれました。突然の訃報に接し、断腸の思いです。

いま一度、先生のお話が聞きたい、教えを受けたいと切望してもそれはかないません。先生の
教えを今後に生かしていくことが先生のご恩に報いることになると考えております。
ここに生前いただいた先生の教えに深く感謝し、真咲先生のご冥福を心からお祈りして、
筆を置きます。

◇◇情報基盤センター客員教授 中村吉勝
メルマガ投稿原稿を考えていたとき、井上先生から、真咲先生のご逝去の連絡を受けました。
愕然とした心境で、真咲先生の笑顔、にこやかな話が脳裏を駆け巡りました。私は航空管制
分野の仕事を25年以上務めており、真咲先生とのJAL話などは、多々共感を抱きました。
突然のご逝去で、非常に残念な気持ちと、感謝の気持ちで胸一杯です。
ご冥福をお祈り致します。