大学3年生にとって3月は就活ピークの時期です。ところが来年度から様相が激変します。
ご存知の通り2015年度の就活は12月1日に広報解禁だったのが、
来年度からは一気に後ろ倒しになって、3月広報解禁となります。
「公務員試験」が5月~8月ですので、全職種が同時期になってしまいます。
これにより、就活戦線は今より激戦になり混乱度合いも最大になります。
これまでは「情報系センターは学生が所属していないので就活には関係ない」
という感じだったのですが、先日来「企業合同説明会」の動画番組を制作していて
そうではないことに気が付きました。これだけ情報が氾濫しているのに
学生は企業や官庁などの実態を知る機会がかなり少ないのです。
「学生は自分の希望に合う組織をどうやって選んでいるのか」というと、
「行き当たりばったり」というのが実情で「入社できるならどこでも」
とつながることも多いようです。「何とかしなくては」と急に正義感(?)が湧きました。
「ITをもっと積極的に活用すれば役に立てるのではないか。静大TVを応用しよう」
と思い立ちました。「企業の実態を知るにはそこで活躍している従業員、
社長の話を1分聞けばかなり分かる」と言われています。
そこでYouTubeの登場です。静岡県内だけで企業の数は19万社を超えます。
一社ずつ紹介番組を作っても費用、期間の制約からせいぜい数百社です。
それでは「焼け石に水」にもなりません。「その労力を、YouTubeにすでに登録されている
動画の中から探し出すことに費やしたらどうだろう」という訳です。
動画で自社の活動を積極的に紹介している企業はきっとオープンで前向きな会社のはずです。
これであれば数千、数万社の紹介も不可能ではありません。
静大TVの仕掛けを使用すれば登録、配信は簡単で性能的に問題は生じません。
同じことを学生が自分で実施しようとしても簡単にはできません。
なぜなら動画像に含まれている情報は従来の方法では簡単に検索することができないからです。
人間の五感が必要になってきます。目・耳で職種、規模などに分類し、紹介すべき内容と
判断したものを登録するという作業は現状のコンピュータ能力ではできないことです。
実際には我々センターの力だけではできません。
県、市、就活支援組織、大学が手を組んでこういうサイトを作ることこそ
地域連携の神髄ではないでしょうか。頑張ります。
(編集長1:井上センター長)