2016年1月13日水曜日

☆SUCCESマンスリー☆  vol.53  2015年2月号

_____/~\_____ 皆様、昨年は本メールマガジンをご愛読頂き
____//\\____ 誠にありがとうございました!
___/          本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
__/    静岡大学   静岡大学では1/4から通常授業が始まり、
_/  情報基盤センター あっという間のお正月気分でしたが、
/            皆様はいかがお過ごしなられたでしょうか。
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☆SUCCESマンスリー☆  vol.53   20162月号
SUCCES : Shizuoka University Cloud Computing Eco System
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【イベント】 「地域ICTイノベーション・ワークショップin静岡」、
「大学向けクラウドソリューションセミナーin九州」にてセンター教員が発表を行いました。

■ 編集長からのメッセージ ━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

今回はマイクロソフト社のPPTアドインソフト、Office Mix(以下MIX)について書きます。
このコラムでは製品PRになる紹介記事は書かないことにしていましたが、今回は例外です。
あまりに素晴らしいためです。

先日、幹部が集まる会議で「全学でブレンド型授業≒反転授業に挑戦しませんか」という提案
を行いました。反対は全くなく、逆に「是非進めよう」ということになり、改めて本学関係者
の柔軟な姿勢に感心するとともに「大学教育・運営はこのままではまずい!」という切羽詰ま
った状況も感じました。

賛同を得られた理由のひとつはMIX活用の提案でした。インターネット経由の動的な教育ツー
ルでは「講義動画」が必須です。最近では様々な支援ツールが存在し、ICTに慣れた教員なら
動画の制作は難しくありません。しかし「スマホならなんとか使える」という教員がそれを
行うことは至難です。かといって我々が全面的な支援を行うことは人的・コスト的にさらに
困難です。そこで「スマホでの制作」「ALPPSでの自動制作」という2つを用意していました。
どちらも画期的ですが課題もあります。前者はカメラ映像だけなので番組の質・密度が低い、
後者は現時点では運用コストがやや高い、などです。この2つの間を埋めるものが必要だった
のです。

既にMIXがリリースされているのは知っていましたが「プレビュー版」のため詳細検討は怠っ
ていました。上記会議の資料作成中「教員全員を納得させるには徹底的に簡単なハイレベル
動画作成方法が必須」と思い至り、このソフトを試すことにしました。
通常のPPTで「MIX「スライドを録画」「録画」。これで教師映像、音声、PPTがミック
スされた立派な動画番組が出来上がりました。「えっ、これだけで・・・」という感じ!この
シンプルさは驚異です。編集もスライド単位にできますので気が楽です。たったこれだけの
手順で、ほとんどの教員は高度に編集された動画を作ることができます。

クラウドへのアップロード機能もありますが、ここからは情報基盤センターの出番です。動画
の作成が簡単であっても、そこにビッグデータ管理の様々なリスクが飛び出します。管理運営
は、クラウド全面移行、ビッグデータ問題対応に長年取り組んできた我々センターの秘蔵ノウ
ハウが活きてくるわけです。

本学には約700名の教員が在籍しています。2教科/教員、14講義/教科と仮定すると授業
動画数は約19600本になります。つまり1年間に2万本近くの動画が学外に発信されていき
ます。いままでキャンパスに閉じこもっていた貴重な知的財産に羽が付いて世界に飛び出して
いきます。これが毎年更新されていくわけですので従来と全く異なる大学の在り方になって
いくはずです。

簡単には実現しませんが、頑張ればできるところまで来ました。「ブレンド授業≒反転授業」
にご興味がある方は是非一緒に進めてみませんか。
(編集長1:井上センター長)

■ ニュース ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇113日 クラウド便り:大学全体のクラウドサーバ活用台数270台になりました。
プライベートクラウドサーバ数71台ですので大学全体のクラウドサーバ活用台数
341台になりました

◇◇連載「静大TV活動状況」

■ 静大TV新着番組 ━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

近賀編集員が皆様に静大TVの新着おすすめ番組をご紹介いたします!

◇◇「Colors! 社交ダンス部」 静大祭in静岡2015 - 静岡大学
先日の静大祭2015より、社交ダンス部のステージのご紹介です!今年のテーマは「Colors!」
ということで、個性豊かな部員たちが色とりどりの衣装を身にまとい、バラードからポップス
まで、あらゆるジャンルの曲に合わせて踊ります!彼らの思いの籠った華麗なステップに
ご注目ください!

◇◇マレーシアとの大学間交流協定を静岡大学が締結(マレーシア工科大学、テイラーズ大学)
SUTV NEWS(2015/12/1) - 静岡大学
2015121日に、静岡大学がマレーシア工科大学、テイラーズ大学の2校と大学間交流
協定を結びました。この先日には、両校を含めた国際シンポジムにて各校の研究発表が行われ、
多数の意見交換が協定締結前に行われました。今後の本学と両校とのコラボレーションに期待
が膨らみます!

◇◇「源氏物語と私」袴田光康 教授 - 静岡大学 人文社会科学領域 【研究者紹介】
研究者紹介シリーズより、今回は人文社会科学部 言語文化学科 袴田光康先生をご紹介します。
袴田先生は古代から中世までの物語や説話などを研究材料とし、中でも、主に源氏物語の研究
に力を注いでいらっしゃいます。先生の解説を聞きながら、改めて日本文学に触れてみるのは
いかがでしょうか。

■ イベント実績 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇1211日 浜松キャンパスにて「地域ICTイノベーション・ワークショップin静岡」
が開催されました。「地域活性化のための動画配信」と題する内容で、情報基盤センター客員
教授の山崎國弘先生が発表を行いました。

◇◇1215日 「大学向けクラウドソリューションセミナーin九州」が福岡で開催され、
長谷川副センター長が以下の内容で発表を行いました。
「静岡大学のクラウド導入・運用事例紹 ~ クラウドの定着後の取り組み ~」
大学の情報基盤も、それを支援する企業方々もクラウドの活用について真剣に楽しく
また大変興味深く情報交換することができました。(長谷川副センター長)

◇◇1227日 静岡市清水文化会館マリナート大ホールにて、「静岡大学混声合唱団の
50回記念演奏会」が開催されました。静岡大学混声合唱団は、全国大会に出場した経験も
ある学内でも実力派のサークルです。そんな彼らを先日取材したばかりですので、
ぜひ番組をご覧頂き、今後の演奏会に足を運んでいただけますと幸いです。

■ イベント予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇116日 「第4NEW EDUCATION EXPO2015in浜松」が浜松市中区えんてつホールにて
開催されます。ICTを活用した教育現場の動向調査など興味深い内容となっています。
菅原事務補佐員が聴講予定です。 

◇◇128日 「サイエンスカフェin静岡」がB-nest静岡産学交流センターにて開催
されます。今回も静大TVにて番組化予定ですのでこうご期待ください!
前回の番組は下記の静大TVページにてご視聴頂けます。とても興味深い内容です!
「からだの成り立ちと再生」塩尻信義先生 サイエンスカフェ第102話 理学部生物科学科

◇◇21-4日 「JPNIC技術セミナー ~IPv6DNSUNIX・ルーティング・セキュリティ~ 」
が東京都千代田区のJPNIC会議室にて開催されます。古畑技術職員が参加予定です。

◇◇219日 NTT武蔵野研究開発センタにて「NTT R&Dフォーラム 2016」が開催されます。
情報基盤センタースタッフ数名で参加予定です。

■ 教員近況 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇水野信也 客員准教授
本年もよろしくお願いします。
今年は情報基盤をはじめとした様々な基盤構築にチャレンジしたいと考えています。○○解析
基盤のように対象モデルについて効果的に解析できるプラットフォームを構築し、広く使われ
るような仕組みを提案したいと考えています。また情報基盤の中で、数理モデル、シミュレー
ションそして最適化とやってきましたが、今年は予測にもチャレンジしたいと思います。

◇◇山﨑國弘 客員教授
年末年始のお休みに、Office Mixに挑戦しました。プレビュー版で日々改善されていますが
現状でも反転授業の教材作成に大きなインパクトがありそうです。一番の特徴は資料作成だけ
でなくクラウドサービスによる情報公開(発信)と共有の仕組みが一体で提供されていること
です。先月のメルマガで田住先生が紹介していたSwayも同様です。他にもDocs.com(ドキュ
メント共有サービス)もプレビューでスタートしており情報公開(発信)と共有が次の段階に
進んだことが感じられました。

◇◇長谷川副センター長
正月は実家でネットワークをほとんど使わない日を続けていました。
毎年、思いますが、やっぱりネットワークのない方が文章は進みますね。
初夢に新型認証装置が出てきてうなされました。

■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

先日、家族で食卓を囲んでいた時の事です。
「どうして動物は4本足なの?」
ハンバーグの材料が牛の挽肉である事を説明した際の子どもの感想でした。
幼児は本当に面白くて柔軟な脳内構造をしています。
進化と淘汰の結果ですが個人的に調べてみますと、※脊椎動物の移動には背骨の“しなり”が
重要でその際足が4本以上あると、バネになる背筋への負担が大きすぎるからとの事でした。
外骨格生物にはこの“しなり”がなく、多足類または6本から8本と足を適度にバランスが
とれる数に退化させたものが多く生き残った様です。
また外骨格が大きい生物は浮力で足への負荷を和らげるために水中に生息し、
それも踏まえて足は10本です。
この話を広げていたところ、ではイカ(元をたどればオウムガイですが)は何なのか
という議論になりました。
他の無脊椎動物とは一線を画すこの生き物を、我が家ではほんの少しのロマンを込めて
遙か昔地球にやってきた宇宙人として扱うことにしました。
未来の地球を支配するのはイカであると言う見解もあります。
私の大好きなコウイカの旬は2月までです。
今年もまだまだたくさんの地球外生命体を駆逐していきたいと思います。

 (編集員:宇田)諸説あります。