2014年10月8日水曜日

■ 編集長からのメッセージ

本学では2014年3月の情報基盤更新から全学向けのメールサービスの
POP, IMAP, SMTPの全てにover SSLが利用可能となり、認証情報やメール本文、
添付ファイル情報などの全てを学外から安全な暗号経路で送受信できるように
なりました。それまではWebメール転送(.forward)による学外アドレスへの
転送が主流でしたが、とくにメール転送は双方のサーバのコンディションに依存
するため障害の多いサービスとなっていました。

現在では利用者が選ぶメールソフトウェアを使って学内外から安全なメールの
送受信が可能となっています。
たとえば、ノートパソコンなどを移動してシームレスなメール管理ができるし、
スプーリング機能を活用して「学内ではPOPを主」、「学外ではIMAPを副」
のような使い分けも可能です。利用者の選択肢が増え、利便性の向上が図れました。

今後活用の広がりが予想される運用の一つがスマートフォン(スマフォ)と
IMAPによるメール受信ではないかと思われます。
スマフォ標準装備のメールソフトでIMAP利用が可能で、現在設定も学内公開
しています。私自身、この二か月間活用してその可能性に気づかされました。
親指一本で毎日200通超のメールを軽快にさばくことができます。
時間や場所を問わず省スペースで瞬時に確認できるため、迅速な処理が求められる
インシデント対応にも効果を発揮しています。メールスプールを覗くだけのIMAPは
POPのように大量にスマフォのメモリを消費することもありません。

9月1日から配布された教職員向けの姓.名@shizuoka.ac.jpの形式の生涯メール
アドレスの活用も順調に利用が増えており、今後、新しいメールサービスの運用
方式がますます定着していくことを期待しています。
(編集長2:長谷川副センター長)