2013年2月13日水曜日

■ 編集長からのメッセージ


(編集長2:長谷川副センター長)
ISMSITSMSなどのISO規格では、マネジメントマニュアルに関する文書化の要件があります。当センターでは、MS-Wordを使って資産性の高いこれらのマニュアル作成に取り組んできました。その詳細は【参考文献】とさせて頂きますが、冒頭のコラムでは、これに関連してMS-Word「ホーム」メニューの一考察をさせて頂きます。
2010の「ホーム」メニューでは「フォント」「段落」「スタイル」の3つのカテゴリが強調されています。「フォント」は文字の見栄えを、「段落」は文書の構造を、それぞれ定義します。WEBにおけるCSSHTMLの関係、LaTeXにおけるスタイルファイルと文書構造タグに相当するでしょう。すなわち、文書は「文字の見栄え」と「文書の構造」から構成されています。ところがこれらの組み合わせは膨大すぎて、人間の管理能力を超えるので、一つの文書によく使う「見栄え」と「構造」の組み合わせたセットを「スタイル」に登録するように配置されています。
文書作成の大原則が「ホーム」メニューには集約されています。リボンメニューの奥深さを感じました。本学では、2014年度末始動予定の次期情報基盤整備ではMS-Officeソフトウェアの包括契約を計画しています。

うまく伝えられたか不安なので、おまけ付き図解はこちらです。
http://jaguar.cii.shizuoka.ac.jp/homemenu2010.png

【参考文献】
ISMS 文書の低コストかつ高効率な管理運用手法」長谷川、井上、八巻
情報処理学会研究報告. IOT, [インターネットと運用技術] 2009-IOT-6(7), 1-6, 2009-06-20