2012年1月11日水曜日

☆SUCCESマンスリー☆  vol.05   2012年2月号


_____/~\_____ 
____//∨\\____  謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 
___/                皆様にとって幸せな一年でありますように☆
__/     静岡大学      今年もSUCCESマンスリーマガジンは
_/   情報基盤センター         情報満載でお届けしてまいります。
/                     どうぞよろしくお願い申し上げます。
━━━━━━━━━━━━━  
◆◇◆-------------------------------------------------------------------◆◇◆
☆SUCCESマンスリー☆  vol.05   2012年2月号
SUCCES : Shizuoka University Cloud Computing Eco System
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_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ PICK UP!_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/

【ニュース】新電子出版「知の偉産シリーズ」販売開始、新聞各紙で報道
【イベント実績】市民講座「クラウドコンピューティングの実践的応用講座」盛況成功

■ 編集長からのメッセージ ━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………
「もったいない」という表現の起源をご存じでしょうか?漢字で書くと「勿体無い」です。
この勿は「物」が略された漢字ですので「物が無い」ということになります。つまり
「もったいない」は「もたない」が変形したものと理解しています。「クラウド」はその
象徴。
世の中では「311以降、持たないライフスタイルに変わった」と言われています。
同感です。ニュースで「若い世代は車離れ」というのが有りました。私の世代が若いころは
颯爽と新車を乗りこなすことが至上のあこがれ。今そういう人はKY。主流は「カーシェア
リング」「マンション住まい」「音楽・本はダウンロード」。部屋の中にはタブレットPC
とスマホだけ、というライフスタイルが一番格好良いそうです。なるほど、我々高齢者も
同感です。この世の最後の瞬間まで好きな本が読めそう。良い時代に生まれました。
こうなると大学も「もたないインフラ」が主流になるのはもうすぐ。学生は何も持たずに
電気スクータでキャンパスに来て、教室の前に準備されたタブレットPCを取り出し、生体
認証で出席登録、教科書・参考書はクラウドからダウンロード、授業中にクイズの答を
提出、という感じでしょうか。出席をとったりプリントを配る無駄な時間は無くなります。
紙も無くなります。帰りは大学で充電していたバッテリーに交換して帰宅。交通費=ゼロ。
「クラウドスクータ」です。風邪を引いたら自宅で授業参加。
「IT断食」つまり「ITから逃げること」が企業では流行っているそうですが、結局、
ITや情報の洪水から逃げることは「もったいない」=「持たないこと」から逃げることに
なるのではないでしょうか。以上、初夢でした。(編集長1=井上)

■ ニュース ━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇12月15日 情報基盤センター発企業、ITSC=静岡学術出版、「新電子出版事業:知の
偉産シリーズ、従来の出版費用の1/40で誰でも正式出版が可能に」販売開始。全国紙を含む
新聞各紙、WEBに記事が掲載されました。教育研究分野から大きな反響がありました。
http://www.itsc-ltd.co.jp/html/
http://www.itsc-ltd.co.jp/pdf/PR_ITSC_20111214.pdf

◇◇1月10日 クラウド便り:パブリッククラウドサーバが230台になりました。プライベートクラウドサーバ数は71台ですので大学全体のクラウドサーバ活用台数は301台になりました。
http://c-office.ipc.shizuoka.ac.jp/cloudserver_num/index.html

■ イベント実績 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇12月10日・17日・24日・1月7日静岡大学情報基盤センター専任・客員教員による平成23
年度 静岡県立大学大学院社会人学習講座シリーズ「クラウドコンピューティングの実践的
応用講座」(全4日間)が下記の日程で開催されました。多くの参加者が熱心に受講されま
した。今後今回の講座をベースに本格的な教育体制を整えてゆく予定です。
詳しくは http://crms.u-shizuoka-ken.ac.jp/cont/75/

◇◇12月13日 静岡県ソフトウェア事業協同組合主催会員向けクラウドBCPセミナー開催
東海地震を想定し事業を止めないまたは事業の早期復旧のためのクラウドBCPは、今、業界
にとってはビジネスチャンスです。しかし、BCPの知識が不足し思いきった取り組みができ
ていないのが実情。クラウドBCPの本質を探るセミナーになりました。(石井客員教授)

◇◇12月12日~17日 イタリア旅行
静岡産業技術専門学校の修学旅行でイタリアに行って参りました。 静岡産業技術専門学校
に籍のあるメルマガ編集員の関と水野客員准教授が参加しましたので、ご報告いたします。
リンクは写真満載の気楽な旅行記です。(関)
http://c-office.ipc.shizuoka.ac.jp/201202/italy/

◇◇12月19日 FINO(ふじのくに情報ネットワーク機構)の12月定例会 B・nest(静岡市
産学交流センター) 「ネオデジタル世代の「共生型ネット社会」サービスとは」 に長谷川
副センター長が参加しました。TBS News23の番組ディレクターによるTwitter, Facebook
など最近のSNSとTVメディアの共生状況について詳しい解説がありました。ところでFINO
とは http://www.fino.jp/ です。2004年の設立当初から当センターも加盟させて頂き、
微力ながら地域情報社会への貢献を模索しています。

◇◇12月21日 平成23年度第2回学術情報基盤オープンフォーラムが一橋記念講堂
東京都千代田区 学術総合センターにて開催され、長谷川副センター長が参加しました。
国立大学情報系センターの総本山的な国立情報学研究所主催イベントであり、有意義な情報
を持ち帰ることができました。話題の統合認証(学認)とBCPまわりでした。とにかく
これらの話題は、ここ数年間は鉄板テーマです。
http://www.nii.ac.jp/top/openforum/forum20112
※ちなみに鉄板とは間違いない・確実なという意味です。

◇◇12月22日 第5回統合認証シンポジウムが佐賀大学にて開催され、長谷川副センター長
が参加しました。
佐賀大学様は統合認証の分野で先進的な取り組みを行っています。このシンポジウムの
知名度は高く、前日の「学術情報基盤オープンフォーラム」から多くの参加者が移動して
いました。アプライアンスとして製品化された「学認 http://http://www.gakunin.jp/ja/
対応機器は、本学でも導入を検討している統合認証システムの一つです。
http://www.cc.saga-u.ac.jp/ias/

◇◇12月22日から25日 システム工学科集中講義 八卷特任教授
工学部システム工学科において集中講義を行いました。コンピュータビジネスの歴史、
システム構築技法、マネジメント技法を講義しますが、最新の話題として本年は相当の時間
を割いてクラウドコンピューティングとビジネスのお話をしました。

◇◇八卷特任教授
あけましておめでとうございます。
2011年度の授業・学会関連でのクラウドコンピューティング関連の内容を報告します。
いずれも静岡大学の事例に沿っております。
青山学院理工学部:情報セキュリティの授業において、クラウドコンピューティングと
ISMSの関連を講義しました。
静岡大学工学部:ソフトウェア工学の授業において、クラウドコンピューティング下の情報
基盤を前提としたシステム設計の講義をしました。
文教大学情報学部:情報システムと経営活動の授業において、クラウドコンピューティング
と組織経営の講義をしました。
学会関連では下記のとおりです。
日本経営工学会(盛岡):クラウドコンピューティングと災害対応の発表をしました。
スケジューリング学会(大阪):基調講演において、クラウドコンピューティングの紹介を
しました。
横幹連合コンファレンス(金沢):災害リスク分析とクラウドコンピューティングの発表を
しました。

■ イベント予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇1月12日・2月2日・2月21日 長谷川副センター長が東京学術ネットワーク検討会へ参加
されます。

◇◇1月17日 長谷川副センター長が東芝クラウドセミナーの講師を行います。
終日7時間の長時間セミナー講師を務めさせて頂きます。本学のクラウド情報基盤の取り
組みや、BCP対策の他に、as a Service型で識別されるクラウドタイプの説明やSaaS型の
クラウドサービスについての手軽で便利な事例なども取り込んだ講義を予定しています。
非公開(参加者限定)のセミナーですのでご了承ください。

◇◇1月20日 山崎客員教授がIDEMA JAPAN(日本HDD協会)の2012年1月クウォータリー
セミナーで「静岡大学のクラウド情報基盤の取組みと、クラウドのゴール」のテーマで講演
をします。
静岡大学のクラウドコンピューティングを全面適用した情報基盤とその成果を生かした復興
支援を紹介します。更に、「いつでも、どこでも使える」クラウドの特長がBCP実現に
つながり、豊富なクラウドストレージを活用することで完全ペーパーレスの次世代の研究・
教育用情報基盤を目指す静岡大学の取組みを紹介します。
http://www.idema.gr.jp/seminar/1201.html

◇◇1月27日 長谷川副センター長が徳島大学で四国情報通信懇談会ICT研究交流フォー
ラム第3回技術セミナー<BCPとその応用について考える>にて「クラウド情報基盤と
情報危機管理」のテーマで講演を行います。
長谷川副センター長の力説:徳島は「うどんがラーメンの代わりなる地」らしいのです(?)

◇◇1月31日 井上副センター長が静岡産業技術専門学校で専門学校の学生を対象に特別
講義を行います。「脳とコンピュータ、創発からコンピュータに意識が生まれる」という
興味あるテーマでのお話を試みます。

■ 研究開発状況・予定 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥……

◇◇クラウド新電子掲示板システムの開発状況
明けましておめでとうございます。工学研究科 事業マネジメント専攻の永田です。
現在、クラウドコンピューティングをベースとした新デジタルサイネージソリューションの
開発を進めています。
今回の新システムでは、各サイネージ端末にクラウドサーバー1台を割り当て、サイネージ
システム全体の高可用性を実現します。
さらにコンテンツの運用保守自体もサービスの一つとしてクラウドならではのサイネージ
ソリューションを目指します。
現在完成率80%。
今年4月から本学にて実証実験を開始する予定です。

◇◇低コスト キャンパスWiFi整備の研究
フルノシステムズの無線LANシステムを使用してパブリッククラウドを使用した管理
サーバ構築・運用の検証を行っています。
http://www.furunosystems.co.jp/product/musen-lan.html

■ 教員近況 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

◇◇堀客員教授
昨年の出来事は、物事の考え方・捉え方を改めて見直す機会となりました。家族の在り方や
地域コミュニティとの関係など、身近なところから絆を深めていきたいと考えています。
さて、お正月は富山に帰省し「寒ブリ」と地酒を堪能させて頂きました。情報技術が発達
しても地元の新鮮さにはかないませんが、「のど越しや舌触り」などのユーザエクスペリ
エンスの提供は、今後の必須機能になるのでしょうか。本年もよろしくお願いします。

◇◇石井客員教授
最近感じることです。静岡県は,江戸時代,東中西の3つの国からできていました。明治9年
に今の静岡県ができました。関東圏と中部圏の中間にあり,経済的にも境目にあります。
都合の悪いことも多いです。その一つが行政。静岡県の経済についての国の管轄は経済産業
省関東経済局。東部地域の経済は,確かに関東地域に目が向いていますが,西部地域は,
完全に中部の経済圏です。この点を頭においたコンサル業務が必要と感じています。

◇◇坂田客員准教授
新年明けましておめでとうございます。今年のお正月ははやぶさに乗って、仙台の実家に
帰りました。仙台市内、中央部こそ復旧が進みましたが、周辺は未だに崩れたままの建物、
放棄された農地、そこに異様な形でつき刺さる自動車群が、未曽有の災害の姿をとどめて
います。地元新聞も「非常事態体制」としか言いようのない内容です。
去年の漢字は「絆」でしたが、今年の漢字は何になるでしょう? せめて安らかな一年で
あることを望みます。

◇◇山田客員准教授
井上先生の下で学ばせていただいた静岡大学工学研究科事業開発マネジメント専攻の
イベントがあり、在学中の成果を発表させていただく機会がありました。当日、新聞社が
取材にきており、初めて新聞記事に名前が載りました。しかし、悲しいかな名前を間違え
られてしまいました。次回こそは、正しい名前で記事に載れるよう、日々努力していきたい
と思います。

■ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━・・・・・‥‥‥………

編集委員その1、淺野です。お正月はよく百人一首で坊主めくりをしましたが、「蝉丸」を
引くと皆で「あっ蝉丸がでた!」と騒いだりしたものです。蝉丸は宇多天皇の第八皇子・
敦実親王の雑色(ぞうしき。雑務をしていた下役人)とされています。平安時代の琵琶の
名手だったという説もあります。「これやこの 行くも帰るも 別れては知るも知らぬも 
逢坂(あふさか)の関」という和歌は有名ですが、滋賀県大津市に関蝉丸神社があるとは
知りませんでした。一度、行ってみたいです。それでは、本年もよろしくお願いいたし
ます。
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【SUCCESマンスリーマガジン】

発 行 日:毎月第2水曜日発行(休刊:祝日、年末年始など)
発行開始日:2011年9月15日
ご意見ご感想はこちらまで c-office@ipc.shizuoka.ac.jp
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バックナンバーはこちらから http://cii-mgzn.blogspot.com/

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SUCCESマンスリーマガジン編集局
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■ 編集長からのメッセージ


「もったいない」という表現の起源をご存じでしょうか?漢字で書くと「勿体無い」です。
この勿は「物」が略された漢字ですので「物が無い」ということになります。つまり
「もったいない」は「もたない」が変形したものと理解しています。「クラウド」はその
象徴。
世の中では「311以降、持たないライフスタイルに変わった」と言われています。
同感です。ニュースで「若い世代は車離れ」というのが有りました。私の世代が若いころは
颯爽と新車を乗りこなすことが至上のあこがれ。今そういう人はKY。主流は「カーシェア
リング」「マンション住まい」「音楽・本はダウンロード」。部屋の中にはタブレットPC
とスマホだけ、というライフスタイルが一番格好良いそうです。なるほど、我々高齢者も
同感です。この世の最後の瞬間まで好きな本が読めそう。良い時代に生まれました。
こうなると大学も「もたないインフラ」が主流になるのはもうすぐ。学生は何も持たずに
電気スクータでキャンパスに来て、教室の前に準備されたタブレットPCを取り出し、生体
認証で出席登録、教科書・参考書はクラウドからダウンロード、授業中にクイズの答を
提出、という感じでしょうか。出席をとったりプリントを配る無駄な時間は無くなります。
紙も無くなります。帰りは大学で充電していたバッテリーに交換して帰宅。交通費=ゼロ。
「クラウドスクータ」です。風邪を引いたら自宅で授業参加。
「IT断食」つまり「ITから逃げること」が企業では流行っているそうですが、結局、
ITや情報の洪水から逃げることは「もったいない」=「持たないこと」から逃げることに
なるのではないでしょうか。以上、初夢でした。(編集長1=井上)

■ ニュース


◇◇12月15日 情報基盤センター発企業、ITSC=静岡学術出版、「新電子出版事業:知の
偉産シリーズ、従来の出版費用の1/40で誰でも正式出版が可能に」販売開始。全国紙を含む
新聞各紙、WEBに記事が掲載されました。教育研究分野から大きな反響がありました。
http://www.itsc-ltd.co.jp/html/
http://www.itsc-ltd.co.jp/pdf/PR_ITSC_20111214.pdf

◇◇1月10日 クラウド便り:大学全体のクラウドサーバ活用台数は230台になりました。
プライベートクラウドサーバ数は71台ですので大学全体のクラウドサーバ活用台数は301台になりました。
http://c-office.ipc.shizuoka.ac.jp/cloudserver_num/index.html

■ イベント実績


◇◇12月10日・17日・24日・1月7日静岡大学情報基盤センター専任・客員教員による平成23
年度 静岡県立大学大学院社会人学習講座シリーズ「クラウドコンピューティングの実践的
応用講座」(全4日間)が下記の日程で開催されました。多くの参加者が熱心に受講されま
した。今後今回の講座をベースに本格的な教育体制を整えてゆく予定です。
詳しくは http://crms.u-shizuoka-ken.ac.jp/cont/75/

◇◇12月13日 静岡県ソフトウェア事業協同組合主催会員向けクラウドBCPセミナー開催
東海地震を想定し事業を止めないまたは事業の早期復旧のためのクラウドBCPは、今、業界
にとってはビジネスチャンスです。しかし、BCPの知識が不足し思いきった取り組みができ
ていないのが実情。クラウドBCPの本質を探るセミナーになりました。(石井客員教授)

◇◇12月12日~17日 イタリア旅行
静岡産業技術専門学校の修学旅行でイタリアに行って参りました。 静岡産業技術専門学校
に籍のあるメルマガ編集員の関と水野客員准教授が参加しましたので、ご報告いたします。
リンクは写真満載の気楽な旅行記です。(関)
http://c-office.ipc.shizuoka.ac.jp/201202/italy/

◇◇12月19日 FINO(ふじのくに情報ネットワーク機構)の12月定例会 B・nest(静岡市
産学交流センター) 「ネオデジタル世代の「共生型ネット社会」サービスとは」 に長谷川
副センター長が参加しました。TBS News23の番組ディレクターによるTwitter, Facebook
など最近のSNSとTVメディアの共生状況について詳しい解説がありました。ところでFINO
とは http://www.fino.jp/ です。2004年の設立当初から当センターも加盟させて頂き、
微力ながら地域情報社会への貢献を模索しています。

◇◇12月21日 平成23年度第2回学術情報基盤オープンフォーラムが一橋記念講堂
東京都千代田区 学術総合センターにて開催され、長谷川副センター長が参加しました。
国立大学情報系センターの総本山的な国立情報学研究所主催イベントであり、有意義な情報
を持ち帰ることができました。話題の統合認証(学認)とBCPまわりでした。とにかく
これらの話題は、ここ数年間は鉄板テーマです。
http://www.nii.ac.jp/top/openforum/forum20112
※ちなみに鉄板とは間違いない・確実なという意味です。

◇◇12月22日 第5回統合認証シンポジウムが佐賀大学にて開催され、長谷川副センター長
が参加しました。
佐賀大学様は統合認証の分野で先進的な取り組みを行っています。このシンポジウムの
知名度は高く、前日の「学術情報基盤オープンフォーラム」から多くの参加者が移動して
いました。アプライアンスとして製品化された「学認 http://http://www.gakunin.jp/ja/
対応機器は、本学でも導入を検討している統合認証システムの一つです。
http://www.cc.saga-u.ac.jp/ias/

◇◇12月22日から25日 システム工学科集中講義 八卷特任教授
工学部システム工学科において集中講義を行いました。コンピュータビジネスの歴史、
システム構築技法、マネジメント技法を講義しますが、最新の話題として本年は相当の時間
を割いてクラウドコンピューティングとビジネスのお話をしました。

◇◇八卷特任教授
あけましておめでとうございます。
2011年度の授業・学会関連でのクラウドコンピューティング関連の内容を報告します。
いずれも静岡大学の事例に沿っております。
青山学院理工学部:情報セキュリティの授業において、クラウドコンピューティングと
ISMSの関連を講義しました。
静岡大学工学部:ソフトウェア工学の授業において、クラウドコンピューティング下の情報
基盤を前提としたシステム設計の講義をしました。
文教大学情報学部:情報システムと経営活動の授業において、クラウドコンピューティング
と組織経営の講義をしました。
学会関連では下記のとおりです。
日本経営工学会(盛岡):クラウドコンピューティングと災害対応の発表をしました。
スケジューリング学会(大阪):基調講演において、クラウドコンピューティングの紹介を
しました。
横幹連合コンファレンス(金沢):災害リスク分析とクラウドコンピューティングの発表を
しました。

■ イベント予定


◇◇1月12日・2月2日・2月21日 長谷川副センター長が東京学術ネットワーク検討会へ参加
されます。

◇◇1月17日 長谷川副センター長が東芝クラウドセミナーの講師を行います。
終日7時間の長時間セミナー講師を務めさせて頂きます。本学のクラウド情報基盤の取り
組みや、BCP対策の他に、as a Service型で識別されるクラウドタイプの説明やSaaS型の
クラウドサービスについての手軽で便利な事例なども取り込んだ講義を予定しています。
非公開(参加者限定)のセミナーですのでご了承ください。

◇◇1月20日 山崎客員教授がIDEMA JAPAN(日本HDD協会)の2012年1月クウォータリー
セミナーで「静岡大学のクラウド情報基盤の取組みと、クラウドのゴール」のテーマで講演
をします。
静岡大学のクラウドコンピューティングを全面適用した情報基盤とその成果を生かした復興
支援を紹介します。更に、「いつでも、どこでも使える」クラウドの特長がBCP実現に
つながり、豊富なクラウドストレージを活用することで完全ペーパーレスの次世代の研究・
教育用情報基盤を目指す静岡大学の取組みを紹介します。
http://www.idema.gr.jp/seminar/1201.html

◇◇1月27日 長谷川副センター長が徳島大学で四国情報通信懇談会ICT研究交流フォー
ラム第3回技術セミナー<BCPとその応用について考える>にて「クラウド情報基盤と
情報危機管理」のテーマで講演を行います。
長谷川副センター長の力説:徳島は「うどんがラーメンの代わりなる地」らしいのです(?)

◇◇1月31日 井上副センター長が静岡産業技術専門学校で専門学校の学生を対象に特別
講義を行います。「脳とコンピュータ、創発からコンピュータに意識が生まれる」という
興味あるテーマでのお話を試みます。

■ 研究開発状況・予定


◇◇クラウド新電子掲示板システムの開発状況
明けましておめでとうございます。工学研究科 事業マネジメント専攻の永田です。
現在、クラウドコンピューティングをベースとした新デジタルサイネージソリューションの
開発を進めています。
今回の新システムでは、各サイネージ端末にクラウドサーバー1台を割り当て、サイネージ
システム全体の高可用性を実現します。
さらにコンテンツの運用保守自体もサービスの一つとしてクラウドならではのサイネージ
ソリューションを目指します。
現在完成率80%。
今年4月から本学にて実証実験を開始する予定です。

◇◇低コスト キャンパスWiFi整備の研究
フルノシステムズの無線LANシステムを使用してパブリッククラウドを使用した管理
サーバ構築・運用の検証を行っています。
http://www.furunosystems.co.jp/product/musen-lan.html

■ 教員近況


◇◇堀客員教授
昨年の出来事は、物事の考え方・捉え方を改めて見直す機会となりました。家族の在り方や
地域コミュニティとの関係など、身近なところから絆を深めていきたいと考えています。
さて、お正月は富山に帰省し「寒ブリ」と地酒を堪能させて頂きました。情報技術が発達
しても地元の新鮮さにはかないませんが、「のど越しや舌触り」などのユーザエクスペリ
エンスの提供は、今後の必須機能になるのでしょうか。本年もよろしくお願いします。

◇◇石井客員教授
最近感じることです。静岡県は,江戸時代,東中西の3つの国からできていました。明治9年
に今の静岡県ができました。関東圏と中部圏の中間にあり,経済的にも境目にあります。
都合の悪いことも多いです。その一つが行政。静岡県の経済についての国の管轄は経済産業
省関東経済局。東部地域の経済は,確かに関東地域に目が向いていますが,西部地域は,
完全に中部の経済圏です。この点を頭においたコンサル業務が必要と感じています。

◇◇坂田客員准教授
新年明けましておめでとうございます。今年のお正月ははやぶさに乗って、仙台の実家に
帰りました。仙台市内、中央部こそ復旧が進みましたが、周辺は未だに崩れたままの建物、
放棄された農地、そこに異様な形でつき刺さる自動車群が、未曽有の災害の姿をとどめて
います。地元新聞も「非常事態体制」としか言いようのない内容です。
去年の漢字は「絆」でしたが、今年の漢字は何になるでしょう? せめて安らかな一年で
あることを望みます。

◇◇山田客員准教授
井上先生の下で学ばせていただいた静岡大学工学研究科事業開発マネジメント専攻の
イベントがあり、在学中の成果を発表させていただく機会がありました。当日、新聞社が
取材にきており、初めて新聞記事に名前が載りました。しかし、悲しいかな名前を間違え
られてしまいました。次回こそは、正しい名前で記事に載れるよう、日々努力していきたい
と思います。