今月はテクニカルなお話。毎日、大学の研究室のあるビルに来ると「開けゴマ」と人差し指でおまじないをします。するとあら不思議、「建物のドア」、「フロアのドア」がどんどん開きます。これは「指静脈認証」ですが、本学のものは「ただもの」では有りません。同じ生体情報でパソコンにもログインできてしまうのです。有りそうで無い「究極の認証システム」です。ただし、現在は読取装置が高価なので「パスワード自動発行」までです。しかし、ビッグニュースが飛び込んできました。「低価格なUSB接続の指静脈読取装置がもう直ぐ完成しますよ」と戸部客員教授から連絡がありました。ドア用のICカード枚数は消え去って快適でしたが、まだPCなどはパスワードが沢山ありすぎて「記憶エリア崩壊中」の老年教員(私です)は覚えきれませんでした。しかし、これで今年度中にドアもパソコンもアプリも指だけで行けそうです。統合認証も進んでいますので「情報セキュリティ新時代」=「高齢者に優しい時代」の幕はもう直ぐ開きそうです。嬉しい!(編集長1 井上副センター長)