2012年7月11日水曜日

■ 編集長からのメッセージ

今回は「ライフサイクル時間=賞味期限」と「ライフタイム=寿命」のお話。
例えばパソコン本体は丁寧に使えば10年以上使えます。これが「寿命」です。一方「賞味期限」は平均で1年を下回ったと言われています。大量生産で次々に新製品が出てくるので価格は低下し、本格的なパソコンの実勢価格は3万円以下です。これを千台以上調達して学内に配布するとペーパーレスなど多くの課題が一気に実現します。しかし「本当にそれでいいのか?」と心の奥の「エコな声」がささやきます。
一方私の腕時計は28年前に購入した「自動巻」ですが昨年まで1秒も止まらず順調に動作しオーバホールによりいまも順調に動作しています。壊れたらおそらく全く同じものを買います。この場合「賞味期限」の方が「寿命」を超えています。
今度は自身について考えます。同世代の方々は近々定年で多くは「賞味期限切れ」になります。いつのまにか我々人間はパソコンと同じように「寿命の10%以下しか賞味期限の無い存在になっていないか」などと思ったりしています。本学の情報基盤は「賞味期限」ができるだけ長くなるように頑張りたいと思います。(編集長1:井上)