4年に一度の全学情報基盤更新(S2: Super SUCCES)を無事に終えて、
例年より慌ただしい新学期が始まろうとしています。
今回の整備では昨年から準備していた静大IDによる統合認証が、
また一歩大きく前進しました。
今年の新入生より全学情報サービスが、静大IDのみで利用できるようになり、
実質的な情報サービスの統合化が行われました。
また、自分の姓名のローマ字読みを含めた新しい永年メールアドレス体系も
開始されました。
そのほか、シンクライアントシステムの増強、70か所設置のTV会議システムなど、
教育用端末の刷新など様々行われました。
そして、今回のひとつの目玉は、Microsoftソフトウェア包括契約です。
全学生と教職員が、Office系ソフトウェアの最新バージョンを
利用できるようになったことから、文書管理の効率化が図れます。
たとえば、小さなことではPDFへの変換の必要性がなくなるでしょう。
MSクラウドOneDrive(旧SkyDrive)を利用すればOffice系ドキュメントの
Onlineファイルに対して、読み込み専用URLと編集権限付のURLを発行し、
それらを使い分けることで、最新文書をチーム管理しながらWeb上に掲載した
読み込み専用URLによりリアルタイムの情報発信ができます。
WordPress(CMS)上へのファイルアップロードが不要となり、
URLリンクのみに置き換えられるのです。
何もかもクラウドと言っている訳ではないが、Web公開を前提としたグループで
保守を行う文書管理には利用しない手はないでしょう。
(編集長2:長谷川副センター長)