今月のお話は本業の「お役立ちIT」の話です。
今年は4年に1度の情報基盤の全面更新の年ですので、いろいろ面白そうで役に立つものを探しています。一番驚くのはやはり「価格破壊」の速さです。現在の大学教育の「三種の神器」は「PCプロジェクター」「TV会議システム」「無線LAN」かもしれません。従来は1か所で200万円が必要でした。それが「6万円で済む装置がある」ことが分かりました。実に1/33です。クラウド適用の場合のコストも1/5くらいになって凄かったのですが、それを遥に凌駕します。
その装置とは「最新型の家庭用テレビ」です。
「な~んだ」とがっかりされると思いますが、現実です。「40インチ液晶画面」「Skype」「無線LAN」内蔵です。余りにも安いので数か所導入予定を100か所以上に増やす方向で検討しています。
この結果、大学のほとんどの主要場所で遠隔授業も出来ますし、もちろんPC画面の拡大表示も出来ます。先生が自宅にいても、学生が外国にいても授業やゼミが可能になります。そうなると教材は電子書籍になります。また録画も可能ですのでオンデマンド対応も出来ます。進化した家庭用テレビが教育研究を変えてしまう可能性を感じます。
でも良く考えたら「パソコンの画面を大型にすれば簡単に実現できること」でした。
「柔軟な発想が大事」と改めて感じたお正月でした。(編集長1:井上副センター長)